ジャンプの小説

MS−DOS時代の事を書いてて,ふと思い出したのが「ZERO」と言うライトノベル。劇中でパソコン通信が小道具となってる作品は他にも色々あるんだけど(前に書いた映画「ハル」とか,村山由佳の小説「きみのためにできること」とか),かずはじめのイラストも有って,妙に読後感がすっきりしてたんで印象が深い。いまちょっとググったら,公式に紹介ページ(http://j-books.shueisha.co.jp/book/book033.html)が有ってびっくり。
この「ZERO」が入っているのが,集英社ライトノベルレーベルの「Jump j−Books」ってシリーズ。コミックのノベライズとオリジナル小説の両方有ったんだけど,オリジナルの方はラインアップが面白い。北方謙三大島やすいちのイラストでタフガイ小説を書いてたりする横で,鳴海丈が小畑健のイラストでバトル物を書いてるし,村山由佳,河出智紀(現:小川一水),乙一と言った面子はここがデビューの地だし,実は三谷幸喜が小説書いてたりするし。
このシリーズ,小学校〜中学校にかけてよく読んでたんだけど,その後はライトノベル自体から離れちゃったから,シリーズ物は殆ど結末を知らないまま。で,10年位たった今になって,妙に気になったりするからたちが悪い。定金伸治の「ジハード」シリーズとか北方謙三の「彼が狼だった日」は集英社文庫から再発されたし,小川一水のデビュー作「リトルスター」は本人のHPで読めたりするんだけど,後はほとんど絶版状態。古本屋で見つける度に保護して(買って)いるんだけど,こういったマイナーなシリーズこそ電子化して販売してもらえないかなぁ…。

彼が狼だった日 (集英社文庫)

彼が狼だった日 (集英社文庫)

大根性 (JUMP j BOOKS)

大根性 (JUMP j BOOKS)