スキーシーズンが終わる…

昨日高校の同期と岩岳行って来たけど,ゲレンデコンディションは完全に春スキー状態。小学校・中学校の頃はシーズン末日(基本的に3/31)までよく滑ってたけど,その時とほとんど同じ状態って言っていいかも。今月もあまり大雪は期待出来ないみたいだし,悲しいけど今シーズンはこれで終わりかな。
しかし,あの頃は,春休みは大半を親父の実家(スキー民宿・現祖母宅)で過ごしてたっけ。孫一同(うちの3兄弟からは僕だけだったけど)で一日中滑ってから,夕方は従兄弟の兄ちゃんとΖガンダムの再放送を見て,夜は帳場でテレビを見ながらカップラーメンを売ったり,麻雀牌を貸し出したり。
昨日もちょっと祖母宅に顔を出したんだけど,家の雰囲気はあの頃のままなのに,あまりに多くの事が変わったって事にちょっと切なくなった。高1の時には祖父ちゃんが亡くなって,その翌年一杯で民宿も営業を終えて。帳場でだべってた孫一同も,一番上の姉ちゃんは去年の春に結婚したし,もう一人の姉ちゃんは一昨年の冬に事故で亡くなった。一緒にガンダム見てた兄ちゃんは隣村の役場に勤めてるからしょっちゅう顔は出すけど,年齢はあの頃の2倍になった。俺も高校に入ったあたりから泊まりに行ってもせいぜい2泊になったし,大学3年の夏に親父も亡くなった。
スキー場のリフトも,あの頃はピカピカだった(様に記憶してる)高速トリプルは塗装があちこち剥げているし,好きだったシングルリフトはワイヤーが外されて支柱だけが所在無げに立っている。何よりも,不景気のせいなのか,時流なのか,スキー客が少ない。昔は2月の週末なんてリフト券買うのに15分,ゴンドラ乗るのに30分待つなんて普通だったのに。その少ないスキー客も,(うちの親類衆の言葉を借りれば)オリンピック道路の「せいで」,みんな日帰りになっちゃった。駅は無人駅になるし,商店街はシャッター通りになるし,仕事が増えたのはネズミ捕りやってる警官だけかな。