北海道スキー

 そんなこんなで荷造りしてる11日の晩、合唱部の同期のTから「スキー行かね?」ってメールが来ます。電話して詳しく聞いてみると、彼もいわゆる「卒業旅行」なるものには行って無いとの事。言われてみて初めて気付いたんだけど、結構みんな海外とか行ってるのね。なにしろ卒業が危険、卒論が仕上がってない、おまけに平日はJRのバイトが週4で入るって状況で僕が行けてた訳も無く、一も二もなく賛成しました。さて、翌日彼が調べてみると、何でも飛行機を使ったツアーだと申込の締切はみんな出発日の十日前までで、おまけにもうパンフレットなんかもあまり無い状況らしい。僕とTと共通して空いてる日が22日〜24日だったので、慌ててその日の夕方、つまり12日の夕方に聖蹟桜ヶ丘のJTBでニセコ3日間の行程で手配してもらいました。
 初日は3時に起きて立川発4:50分の羽田行バスで出発。羽田を7時の便に乗って午後フルに滑ろうとちょっと欲張ったから仕方ないんですが、さすがにちょっと眠く、そして寒い。そんなこんなでバスに乗ってジャケットを脱いだら、何と裏地の真ん中(背骨が当たるところ)が10cm位裂けてる!首都高を走る揺れるバスの中で、ソーイングキット片手にひたすらチクチクやってたもんで、飛行機に乗る前にすっかり酔ってしまいましたとさ。
 ゲレンデは最高でした。さすがに3月も下旬って事で麓の方に降りるとザラメ雪だったけど、山頂に上がればサラサラ。おまけに二日目・三日目と降雪もあったし。ただし、ワックスを持って行けなかったので(液体ワックスは飛行機に乗せられないらしい)、最後の方はちょっとスキーが滑らなくて微妙でした。あと、フード付きのリフトってのに乗ったのはこれが初めて。確かに快適なんだけど、ちょっと風情が無いかな…スキー中にもTに力説したんだけど、僕は昔ながらのシングルリフトに郷愁を感じてしまう人なので。あと、凄く違和感があったのはシングルリフトの支柱が左側に有る事。岩岳だと全部右だったような…何か製造会社によって違うのかしら。
 最後の日は午前中だけで切り上げて(ってか十分滑った)、夕方に少し札幌の町を歩いてみたりして。結構雪降ってたけどね。ま、今度は夏行きたいな。帰りの飛行機が羽田に降りたのは22時半頃だったんだけど、幸運にも23時発の立川行きバスが。またもやのんびり帰ってきて、その晩は熟睡しました。誘ってくれたTには本当に感謝。