ベトナム旅行

毎年のことながら,うちの会社の夏休みは7月末〜8月頭の9日間(これとは別に盆休みで4〜5連休が有る)。よりによって法務担当なんてやってると,夏休み期間に担当してる裁判の期日が突っ込まれる事がしばしば有って,一昨年も去年も自分はその被害者だった。なんで今年も夏休みにはあまり期待してなかったんだけど,前半に入ってた期日がとある理由で流れて,24日から28日午後までの予定ががら空きに(これが判明したのが7月1日)。
またどっか海外行くかなぁ…と日航のHPで適当に航空運賃検索してたら,ベトナムまでの往復が(正確には東京〜ハノイホーチミン〜東京のオープンジョーが),サーチャージ込で4万8千円。ベトナムは前から行ってみたい国だったのでとりあえず航空券を衝動買い。あとは仕事の合間に(汗)いろいろHP見ながら宿泊とハノイホーチミンベトナム航空を手配。結局,7月24日(土)出発,28日(水)帰着という3泊5日の旅となりました。

これも毎年の事ながら,23日(金)は暑気払いってことで(ほぼ)全社一斉にフロアでの呑み会。二次会もあったので結構アルコールが回って帰宅。風邪気味でもあったのでとりあえず朝5時まで寝て,それから洗濯&旅行の準備。11時半のフライトなんで,横浜にいた頃だと朝に準備なんてしてる余裕無いんだけど,今度の寮だと東松戸経由で成田スカイアクセスを使えば所要時間が1時間弱。悠々と間に合いました。
さすがに休日だったし,同じようにちょっと早めの夏休みの人も多いみたいで,空港は若干混んでたけど,所持品検査でちょっと待っただけで,出国手続きは相変わらず誰も使っている様子の無い無人化ゲートで終了。ゲートに向かう途中で,チェコ旅行に行くときに使ったフィンエアーヘルシンキ便(A340)が見えて,またヨーロッパにも行きたくなったり。肝心のハノイ便は相変わらずの767。機内は特に書くこともなし。見たい映画も無かったし,ビール2本飲んだらノイズキャンセリングヘッドホン付けて熟睡。
で,ハノイは24日・25日の2日間。街中歩き回ったり,夜店冷やかしたりと,特に目的も無くぶらぶらしてました(今回の旅自体にあまり目的無いんだけどね)。歩き疲れたらホテルの部屋でクーラー利かせて小倉貞男の「ドキュメント ヴェトナム戦争全史」を読んでたし,久々に仕事の事を忘れてのんびりしてました。
26日の朝にホーチミンへ空路移動。ベトナム航空のA330(多分)だったけど,手元のコントローラが無かったり,リクライニングがガタガタだったりで,ある程度予想はしてたけど整備がちょっと不安になったり。機内食のサンドイッチは美味しかったけど。
事前にガイドブックとかで読んではいたけど,確かにホーチミンハノイよりも発展してる印象が強かった。ただ,それも表通りだけど,一本路地を入ったり,ちょっと郊外に出たりすればハノイホーチミンもそう変わらないと思ったけど。で,ホテルに荷物を置いてから,街中をぶらつきつつ戦争証跡博物館へ。展示してある写真の中には見たことがあるものも結構あったし,様々な事件の説明も既に何かで読んだことがあるものもある。それでも,あれだけの量の資料を,実際に戦争が行われた国で見ると,例え一方的なプロパガンダによる展示ではあっても,印象深いものだった。その後は屋台で生ぬるいビールを飲みつつ夕食。
27日は,午前中を使ってクチのトンネル見学のツアーに参加。ベトナムまで来て周りが日本人ばっかりって言うのも何だし,費用も安いので,シンカフェ(現地の旅行会社)が手配する英語でのツアーに参加(とは言っても日本人も結構いたけど)。解説ビデオを見たり,タロイモを試食したり,トンネルをくぐったり,AK−47を試射したり(汗),一通りのことをやってきました。バスで隣に座ったのが山梨から来てた学生で,夏休みを使ってアジアを旅行しているとか。俺も学生時代にもうちょっと海外に目を向けておけば良かったかなぁ…。
午後は市内で土産物を買ったりしながらのんびり。ちょっと疲れも出たのでホテルの部屋で休んでから空港へ。免税店で煙草を買ってたら,自分用の土産をコーヒー以外何も買ってなかったことに気づいて,シルクのネクタイを一本購入。出来ればベトナムビールも買いたかったんだけど,免税店には売って無くて断念。ま,昼間に市内のスーパーで買ってあったから缶4本はトランクに入れてあったんだけどね。
帰りのフライトもまた767。後ろの席で子供が騒いでて,ビールだけでは眠れそうになかったのでウオッカの力も借りて何とか睡眠。目が覚めたらすぐに朝食・着陸でした。入国手続きはさっさと終わったんだけど,スカイアクセスが来るまで45分待ち。駅構内には時間つぶせる場所は無いし,かと言って出国ロビーに行くのも何か抵抗有るし,とりあえずキオスクで週刊誌を4〜5冊買って読んでました。
今回の旅行自体は,充実してたし,リフレッシュも出来たし,食事も楽しめたしで凄く満足なんだけど,ベトナムって言う国の今後の発展については少し不安になったのが正直なところ。インフラが貧弱なのが旅行者にも見える状態だし,公務員の態度は良くないし,都市部と郊外とで生活水準が大きく違ってるし。勿論,戦後の日本を含めたアジアの途上国がいずれも抱えた問題ではあるんだけれども,社会主義体制下でこれらの問題を適切に解決していけるのかなぁ…。