チェコ旅行記(1日目)

成田空港第2ターミナル駅に降りたら,とりあえず喫煙所に直行して一服。いや,悪癖だとは思うんだけど,徹夜した後,ちょっと仮眠をしてからの一服が至福の一時。
で,今回事前の準備が間に合わなくて,空港で買おうと思っていたのが2品あって,一つはヒートテックのインナー,もう一つは時計。一応ロンTは泊数分持ってきたんだけど,最新の天気予報見たら最低気温が氷点下15度って出てた国に向かうなら,最近評判のヒートテックで寒さ対策をしてみたい。時計は,前はラバーベルトの時計も持っていたはずなんだけど,確か大学時代に無くして以来,メタルベルトの時計しか持ってない。さすがに,ダウンジャケット着てカメラバッグ提げてメタルバンドの時計ってのも変なんで,空港で何か適当な時計を買おうかと。まずヒートテックは,ロビーのユニクロに入ってみたらメンズは売ってる形跡すらなくて断念。時計はロビーに売ってそうな店が無かったので,とりあえず後回しにしてチェックインへ。
とは言っても,オンラインでチェックインを済ませてあるので,バゲッジドロップで優先的に荷物預けられるはず…と思ってたら,確かにバゲッジドロップの列の先頭に自分がいることはいるんだけども,ジャンプ用のスキー板らしき大荷物を預ける集団が違うカウンターにいて,その対応に追われてバゲッジドロップのカウンターは担当者不在。これじゃ意味無いじゃん…と思ってたら,数分後に担当者が気づいて処理してくれました。普通の列に並ぶよりかは早かったからまぁいいか。
去年の夏に自動化ゲートの登録をしてあったので,イミグレは一瞬で終わって,あとは免税店で時計探し。電気洋品店でえらく高いGショックが売ってて,「これしか無いかなぁ…」って思ってたら,スウォッチを発見。ちょうど自分が好みのカラーリングの布ベルトのがあったので,即刻購入して装備。布ベルトの時計って,高校時代以来かな。その時計は高校野球の応援で大量の汗を吸ったせいか,どうしてもベルトの臭いが取れなくなって使わなくなっちゃったけど。
ここで,担当している案件について電話が入ってしばらく対応。30分も仕事の電話をしてたら搭乗時刻も近づいたので,残りは後輩にぶん投げて搭乗口へ。今回は事前に席を指定してあったんだけど(エコノミーなのに前後左右が広いって言う穴場席),最後部に近いので搭乗順は結構早め。席に着いたら,事前の推測通り,レッグスペースが広く,かつ横の席とも若干空間があって大満足。とりあえず,機内で読む本・ウォークマン・睡眠用具(アイマスク・エアピロー)を出して,カメラバッグは前席の下に。パーソナルモニターに表示されている航路図がシベリア上空を通って北欧まで伸びているのを見てちょっと気分が高揚する。
向かい風が強いと言うことで,離陸は定刻よりちょっと早め。眼下に小さくなっていく関東平野を見ていたら,早々に飲み物のサービス。フィンランドのビールを頼んでみたら,これが結構美味しい(フィンランドにビールってイメージはあまり無いもんでそれほど期待してなかったんだけど)。とりあえずのビール2本と機内食,あとは今朝までの疲れに任せてしばらくは熟睡。起きたらまだロシア上空だったけど,ちょうど次の機内食の時間。ヘッドホンを外してしばらく読書してたらまた眠くなって,しばらくうつらうつらしてたら着陸まで1時間って所でした。
ヘルシンキに向かって降下していくと,地面が雪で真っ白で遠近感が変になる。それでも,流れる家屋なんかを見てると「遠くに来たなぁ…」って実感はあるわけで。滑るような着陸の後,イミグレへ。今度は滞在日程や目的,日本での職業とかをしっかりと確認された。俺そんなに怪しかったのかな?で,うまいこと乗り継ぎ便があればよかったんだけど,今回は日程の都合上ヘルシンキで一泊。とりあえず空港にある携帯電話会社のカウンターでプリペイドのSIMを買って(確か20ユーロだったかな?),ノキアの携帯にセット。このシステム,本当に便利でいいんだけど,日本では当分無理だろうなぁ…。とりあえず実家には無事着いた旨の電話をしてから移動。
今回,安全策をとってヘルシンキのホテルは空港近くの所を予約済み(しかも空港からはホテルに向かうシャトルバスがある)。バス停に向かおうと空港のターミナルビルを出ると,確かに寒い。ただ,飛行機に長く乗っていたせいか,体は半ば火照ってるので,凍えるって感じはそんなにしない。冬のスキー場でがんがん滑った後みたいな感じ。フィンランドに来たって実感の無さに違和感を覚えながらホテルにチェックインして,夕食も取らずにそのまま熟睡(ま,動かずに機内食食べてたから空腹感は無かったんだけど)。