酔った頭で

 情けない文章だけど。プライベートでの出来事で、明らかに自分が悪いんだろうけど、素直にその全てを是認出来ない自分がいて、何か無力感と苛立ちと怒りがごちゃ混ぜになった様な気分で布団に入ったり。
 でも、次の朝には目覚ましが鳴ったら起きなきゃならないし、7:55のバスにはどうあがいても乗らなきゃならない。で、出社すれば自分の机の上には処理しなけりゃならない資料の山が有る。昭和40年だか50年だか、まだ自分が生まれてもいない、あまり想像出来ない時代の人の事を書類にして、気が付けば昼。同期と愚痴と冗談を言い合いながら社員食堂の飯を食べ、午後はこのクソ暑い中スーツを着込んでお出かけしなけりゃならん。
 帰って来たら処理しなけりゃいけない案件が増えた事をアウトルックが教えてくれる。便利な世の中になったもんだと皮肉を脳裏に浮かべながら、ひたすらキーボードを叩く。リターンキーを叩く強さが段々強くなっていくのは気のせいだと思う事にしよう。
 帰りのバスを危うく寝過ごしそうになりながら寮に帰った後、部屋のステレオでビートルズの青盤をかけてたら「Let It Be」がかかって泣きそうになった。

仕事が自分の尻を叩いてくれて、悩んでる暇が無いって事は、結構幸せな事かも知れないって思う。