ダイエット話をちょっと前に書いたけど、まだ挫折してません。寮にいる間はジュースとかを買わずに、なるべくウォータークーラーの水で過ごしてます。で、風呂上がりに冷えた水道水を喉を鳴らしながら飲んでると、中1の3月の記憶が鮮明によみがえってきた。
 うちの中学校は静岡市の中心部に有った国立大学の附属校で、通学範囲が結構広かったのね(一応1時間で通える範囲内って言う縛りはかかってたけど)。旧清水市どころか、由比とか吉田町あたりからも通ってたと。おまけに自転車通学も禁止だったから大半がバスか電車。故に、東海地震が来た時に生徒が家まで歩いて帰れるわけも無く、校庭のプレハブ倉庫に生徒全員分の寝袋・水・乾パンが貯蔵してありました。体育館の地下には同様にして全員分のテントも貯蔵してあるし(ちょっと臭いのも有ったけど)。
 問題はこの水。ペットボトルの水にも賞味期限ってきっちり有るのね。よって、毎年3月、終業式の後に教室で配られるわけですよ。乾パン2缶はまぁいいとして、水のペットボトル(2リットル)2本が。ただでさえ上履きやら何やらで鞄が一杯なのに、この上4kgを更に背負えと先生はおっしゃる訳ですよ。
 そこで僕ともう一人、二人の馬鹿な中学生は、2本は無理でもせめて1本は飲んでしまおうと言う、とてつもなく頭の悪い決断をしてしまったのです。ビールとかなら2リットルでもどうにかなりますよ。胃でばんばん吸収されますから。でも、ただの水。殆ど純粋な一酸化二水素でございます。
 30分後、僕と彼はパンパンになった腹を抱えながら、ぐったりと教室に座り込んでました。下校時間を告げる「Let It Be」が校内放送でかかってるのを聴きながら、「これなら水道に流した方が良かったなぁ…」って自分達の馬鹿さ加減を実感したのももう11年前。あれからちょっとは成長したんだろうか。