仕組への理解

 最近車とかいじりながら考えてる事なんだけど、やっぱり自分が使う物のメカニズムに対してはある程度の理解が必要だと思う。車であれば、ボンネットを開けた時にどこがどの様な働きをしているか理解できる位、テレビであれば映像信号と音声信号がどの様に変調されているか位、ビデオだったらヘッドが傾斜している理由位、パソコンであればハードウェア・BIOS・OS・アプリの階層構造を理解できる位、は知っておくべきじゃ無いかな。要は、何かトラブルが有ったときに、修理が出来るとまでは行かなくても原因の切り分け位は出来なくちゃまずいんじゃ無いのかって事。原因の切り分けが出来れば、とりあえずの応急処置は出来たり、危険性を認識したりする事が出来るだろうし。
 こう考える様になった原因は、実は「ズッコケ三人組」だったりする。三人組がタイムスリップして江戸時代に行く話で、未来から来た事を証明する為に三人組が何か未来の物を作ろうとするんだけど、考えてみると何も作れやしなくて結局模型飛行機と三輪車を作るって言うエピソードが有ったのね。読んだのは多分小2か小3の頃だったと思うんだけど、いやに心に残って。
 せめて中学校での技術の時間をもう少し増やしてもらえないかなぁ…資料集にはそれこそエンジンの構造やサイクルなんて事も書いてあるし、技術室にはそれこそ面白そうな機材がたくさんあるし。それだけで相当の啓蒙になると思うんだけど。