匂い

 匂いと記憶って色々な所でリンクしている。と言うよりも、匂いが記憶のキーになっているのかな。こんな事を考えたのは、東京だと「お茶工場の匂い」のしないなぁ…ってのを昨日ふと実感したから。
 静岡市に引っ越す前、菊川町(今は菊川市か)に住んでいた頃は、初夏からずっと街中が茶葉を蒸すいい匂いに包まれていた気がする。最初の頃は匂いが強くて(特に工場の周りは)、若干敬遠していた覚えがあるんだけど、慣れてくると本当に落ち着く、いい匂いなんだよね。静岡に引っ越してきたらさすがに街中が匂いで満たされるって所までは行かなくなったけど。
 でも、やっぱり菊川ってそう考えるとお茶の町なんだな。社会科見学でお茶工場は勿論のこと、お茶刈り機の工場にも行った覚えがある。